その後、8月頭まで普通に動いて(と思ってただけ)たんですが、僕が車を
車庫出しした後に車の有った場所を何気に見た事から事件は発します。
そこには、
茶色い(チョコレートみたいな色)液体が溜まっていました。
ん?こんな色の液って車に入ってたかな??
って思いながらトランクを開けると、クーラント液を入れる
サブタンク周辺が
濡れている・・・。
注意深くサブタンクを見ると、サブタンクは
上下に2分割できる構造になって
おり、その周辺に液が付着しているように見える。
これは暑さでサブタンクのフランジ面から割れたかな?
って思いながら液量を確認する為にキャップを開けると・・・そこには今まで
見た事の無い茶色い液体が有りました。
これって・・・クーラント液??って思うくらいの色です。
まさか、今までこの車はクーラント液を交換した事無いのでは・・・??
そう思い、とにかくこのままでは液は減るばかりだろうと思いディーラーに
向かうことにしました。
(余談ですが、この日の前日にもっと近いディラーはないものかと思いネッ
トで検索し、枚方に有るディラーを発見しました。)
その枚方のディラーに着き、サービスの方に状態を見てもらうことにしました。
(以後わざわざサービスの方と書くのが面倒なのでここからはお兄さんと
呼びます)
待つ事1時間。
サービスの方が来て
「サブタンクに以上はありませんでした。」
との1言に少しほっとしたのですが、お兄さんの話はこれでは終わりませ
んでした。
「しかしですね、
オイルクーラーと言う部品が壊れている可能性が高いと
思います。」
僕はこの言葉を聞き
「オイルクーラーって小さいラジエターみたいな形をしたやつですか?」
って聞き直しました。
何せ、単車で付けるオイルクーラーしか想像できなかったものですから。
するとお兄さんと車まで移動し、実際の備品を指差して丁寧に教えてくれ
ました。
構造的には単純で、オイルクーラーなる部品の中にクーラント液とエンジン
オイルが入る仕組みになっているんですが
(確かそのような説明だったと思います)中での仕切りが割れるとOUT!
今回の僕のような状態になるらしいです。
なるほど、こんな構造になっているとは・・・正直驚きました。
何故VWは、壊れるととんでもない事になるような構造の備品を開発したの
でしょう?
それはさて置き、お兄さんの話は続きます。
「おそらくこのパーツ内部が割れて、クーラント液のラインにエンジンオイル
が入った可能性があるんです。」
お兄さんの話を総合的にまとめると、オイルクーラーが割れてオイルがクー
ラントに混入しクーラントのサブタンクの液面が上昇し
サブタンク裏側に有る
液抜きの穴から液が流れ出た。と解釈しました。
なるほど、これで納得。あの不気味な色をした液の原因が分かりました。
でも、お兄さんの話はまだまだ続きます。
「でも、オイルクーラーが原因だと今の段階では100%言えません。」
「他にも壊れている可能性のある箇所が有るんですか?」
「
エンジン内部に亀裂ができ、それが原因という可能性の有ります。」
その言葉を聞いてマジビビリました。
もしかして、エンジン交換?ウン十万コース?
そう思うのが普通でしょ?誰だってビビリますよね?
そこでお兄さんが付け加えた言葉が
「一応
エンジンの圧を調べたんですが、
正常値だったのでエンジンの可能性
は低いとは思います。」
そこまで調べてくれたんだ・・・なんて親切なお兄さんなんだろ。
でも、そう思いながらも・・何でそれを早く言わないの?マジビビルやん!
ってことも思ってました。
店内に戻り、見積もりを書いてもらう事にしました。
見積もりは、
約4万程・・・車を購入して間が無いのにこれは痛い出費です。
正直この見積もりを見た時、どれ程あの車屋を怨んだことか・・・。
でも直さないと乗れないし、直す事に決定!
直り次第に僕の携帯に連絡をくれるように伝え、代車を貸してくれるように頼
みました。
しかし、代車は無いとのこと・・・。
このディラーの周辺には駅が無い・・・。
どうやって帰ろうか・・・。
そう思いながら外を見ていると、少し先の方でバスの姿を発見!
バスに乗り帰る事にしました。
3日後ディラーから連絡が有り、直ったとのこと。
ちょうど週末で都合が良いので早速引き取りに行く旨を伝え、電車に乗り向
いました。
しかし、さらなる困難が待ち受けていようとは電車に乗りながら外の景色を見
ていた僕には想像できませんでした。